院長ごあいさつ
医療法人新緑会 長崎けやき医院院長 山下 三千年
<院長略歴> |
当医院は1996年に開業以来、地域に住む方が、住みなれた土地や家で最後まですごすことの支援を目標としております。在宅での生活を長く続けるためには、多職種の協働と地域の医療・介護機関の連携による在宅支援と、疾患の早期発見と早期治療のための健診(検診)が必要です。ガンやその他の生活習慣病などによるQOL(生活の質)とADL(日常生活活動)の低下を医療や介護の面からどのように支援するか、日々の診療の中で、患者さんやその家族と対話し、スタッフを教育し、激しく変化していく医療・介護の状況のなかで、悩み、考え、苦闘する毎日です。
今日では、できるだけ入院日数を少なくし在宅で生活していただこうという時代の要請があり、在宅を支援するには医療機関ごとの厳密な役割分担と緊密な連携・連帯を必要としています。その中でも、当医院のような有床診療所は地域の要となることを確信しています。大病院からの転院によるリハビリテーションの継続と在宅生活へ戻るための準備、患者さん本人、家族、スタッフが協働し在宅へ帰り、通院や通所リハビリテーションによる治療やケアを続ける、切れ目のない対応を当医院ではしております。以上のような病診連携の他に診診連携で医院やクリニック、各種施設から紹介された方々も、当医院外来から、肺炎、骨折、腰痛や検査等のために入院される方々も同様に当医院での入院リハビリの後に元のかかりつけ医院・施設に戻って、治療の継続や介護ができるように支援をしております。
有能な社会資源としてのスタッフの育成と併せ、患者さんやその家族も医療チームの一員であるという理念で共生の道を創ることに努力しております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。