長崎ケアネットワーク(NCN)
長崎ケアネットワークという、介護・福祉に関係する仕事の
関係者による、普段の活動を発表する勉強会が2ヶ月に一度
行なわれています。11月は長崎けやき医院も発表者として参加しました。
2011年11月16日(水) 19:00~20:30
場所:長崎北病院
演題① 「法律と福祉の連携」
法テラス長崎 弁護士 伊藤 岳
演題②「有床診療所における入院治療 在宅復帰への役割」
長崎けやき医院 院長 山下三千年 社会福祉士 山下祥子
<けやき医院の発表内容>
当医院はベッドを持つ「入院クリニック」(有床診療所)であり、外来の診療と
入院患者の診療を行なっている。
「有床診療所」は、その名前と存在と果たせている役割が広く知られていないことで
医療・介護資源として十分に利用されていない面が多い。
病院と比べると、入院の基本料・費用共に、1/3~1/4と低く、その役割や有用性に
比して評価が低い。一方だからこそ安価に利用できる。
有床診療所の当医院の有用性と役割を話した。その内容は、
<有床診療所の5つの機能>
1、病院からの早期退院患者を受け入れ、集中的な入院リハビリをして自宅や介護施設に帰す
2、初期の専門医療をして大きな病院へ紹介する
3、緊急時への対応をする
4、在宅を支える医療ができる
5、自宅や近くの入院施設での終末を支える
当医院では、病院の連携室からの紹介や、ケアマネージャーからの紹介により、
自宅へ戻りたい人の集中的リハビリテーションを目的として入院するケースを多く受け入れている。
当医院退院後は介護保険で、デイケアやヘルパーを利用して
入院中から介護関係者とご家族も含めた話し合い(カンファランス)を行なっている。
入院前にも、病院の地域連携室と連絡をこまかにして、ご家族の気持ちも入れて
当院の入院も受け入れている。
このように医療・介護の連携により、有床診療所として入院ベッドを十分に利用して、
病院や自宅・施設を結ぶ切れ目のない医療と在宅支援をすすめている。
2011年12月1日 8:35 PM | カテゴリー:お知らせ